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2024-02

店と僕と有名人 1

どうも店員アラカワです。

あんなけ「パソコンに向かってカタカタ出来るかボケっ!!」と
言ってたボスが絵文字付きでブログ更新してるし…(汗)

その昔、ソロバン勘定出来ない商売人は出世しないなんて
言いましたが、今や多少なりともパソコンを触れないと出世とか
言う以前にアイテムのオーダーすら出来ない時代になって来ています。

数年前なんて各メーカー様からの連絡や注文書などのFAXが
一日中電話が鳴り止まずに届いていたのに
FAXでインフォが来るなんて1日数通...その変わりパソコンのメール
は1時間に数10通単位で届いています。

時代は変わるもんですね...(笑)

さて、そんな時代の移り変わりの激しい昨今でも
変わらずお店に来たら嬉しいモノ…
そう!!芸能人がお店に来たらやっぱり店員のコッチは
嬉しいもんです(なんちゅう強引な展開...我ながら引きますが...)

勿論、20年近くお店をやってると数多くの芸能人の方が
お見えになられました。

今回はそんなお店の裏側でも書いてみましょうか....。

まぁ、ゆわゆる【繁華街】からは離れている当店ですので
そんな頻繁にいらっしゃるわけではないですが
昔から映画村や東映などもあり、日本のハリウッド的な街ですので
当店を目指してと言うより、撮影の合間にフラッとみたいなケースが
多いですが...
他にも何故か"ドロっと"とした特有のスープが全国的に有名な
ラーメン店の社長さんもつい最近お越しになられました(笑)
たぶん、そのラーメン店の本店は当店から
車で5分程のところにあるので行きすがらフラッと
お越しになられたんでしょうが...。

こんな事もありました....
今から確か6~7年前の冬、僕が1人で店番していたら

肩からセーターをかけてシステム手帳片手のオッサンと
"くるぶし"までの長さのあるダウンコートを来たオッサンの2人組が
来店。
2人共商品を見るでなく天井や何故かコンセントの位置を
確認して「行けるやん、行けるやん」と言い合ってる。

ボスから店番と言えど店を預かってる僕は何かヤニこい
地上げ屋かと思い、まぁまぁイカツ目に
「何かお探しで?」と2人組に話かける...。

システム手帳のオッサンが
「いやぁ立地条件もパトカーの停まり方も理想やし..」


「はぃ?(怯)」

ダウンコートのオッサン
「こっから電流の確保もできまっせ」


「はぁ?はぃ?(怯)」

立地条件、パトカー、電流

何やヤニこいワードにビビりまくる僕。 

「あの....僕ただの店員なんで...商品以外の事は...」
そう言いながら恐れおののく僕の濡れた子犬の様な目に
気が付いたセーターのオッサン。

「ゴメンゴメン、今度の春の特番のロケ地にお宅のお店を
使いたいたいのよ」
そう言う。

「あぁ~そう言う事ですか!!」
日ごろの行いが著しく悪い僕は手が後ろに回ったりするのでは
無いのを確信してホッとした。

どう見てもこの店の一番偉い人の風貌ではない僕なので
オーナーさんの許可をもらえるか確認して欲しいと
話を進めて来た。

システム手帳からおもむろに名刺を差し出すセーター。
名刺には見た事あるロゴマークに東映の文字。

少し離れて僕に背中を向けて店のコンセントを凝視して
いたダウンコートのオッサンは僕に顔を向ける事なく
「ワシはそこ(東映)の照明さんやし」
そう言う。

セーターは異常に激しい(てかうっとしい位)ジェスチャーで
撮影するであろうドラマの内容を説明し始めた。

何でも、海難事故として処理されていた事件が
実は殺人事件で、唯一の目撃者がその時その海でサーフィンを
していたサーファーで、ベテラン刑事が新米刑事と共に
唯一の目撃者であるサーファーが働くサーフショップへ
パトカーへ聞き込みへ向かう.....。

みたいな内容。
つまりドラマの設定上、サーフショップが
事故だったはずが殺人事件へと転換する
起承転結で言うと【転】部分の重要な部分だったらしく

一般視聴者でも分かり易いサーフショップって分かる
立地条件で
一般視聴者でも分かり易く新米とベテラン刑事が
乗るパトカーが店の前に停めれて
それらを撮影するに必要な電源を確保出来る

この3つの条件を満たすお店を予算の関係上
地元京都で探していたみたいで照明のオッサンと2人で
ロケハン(ロケーションハンティング)をしていたみたい。

美大で映像専攻だった僕は
来るであろう役者よりも
撮影現場が見たくて見たくて仕方なくて

「僕の方からオーナーにはお店が使える様に言ってみます」
そう言った。

セーターは「お願い出来る?出来ればぁ~来週の火曜辺りで..」

火曜...!? 当店の定休日!! 渡りに船。
お客様に迷惑かける事もないし、水曜までに元のお店の状態に
東映さんが綺麗に戻してくれるなら問題ないはず。
セーターとダウンコートが去った後、即オーナーのボスに連絡。
ボスの返答は意外にアッサリと
「勝手に使えや店のもんパクらせんなよ」
程度だった。
【照明】って言うたら昭和の匂いするけども
東映のライティングクリエーター、一応大会社の社員、
恐らくセーターは
ディレクターないしプロデューサーらへんの偉い人...万引きは
せんやろ...と思いつつ。
即名刺に
記載されたセーターの携帯に「お店の使用許可下りました」と伝えた。

セーターは太秦(映画村)からあまりに近く費用の削減が出来るみたいで
物凄く嬉しいそうに
「有難う御座います。では火曜日朝8時で」そう言った

そ~言えば撮影現場を見れるのに興奮して
来るであろう俳優が誰であるか聞かないままだった。

火曜日の朝8時前。

僕は店のシャッターを全て開けて【太秦組】を待った。
ど~見ても撮影隊としか思えない大きめのトラックがお店から
離れて停車。
ゾロゾロと三脚やカメラや音響マイクを持った人達が
トラックから降りて来る。
しかも恐ろしく全員のコンビネーションが良い。
ものの15分程でいつでも撮影可能が状態に。
AD(アシスタントディレクター)らしき女性が
「加勢さん入りまぁ~す」そう言う。
ずっとその様子を店の中から見ていた僕。
「加勢?加勢?」 一時【新加勢】とかパッタもん出てた
アノ人?
どっから来たか知らないけども野次馬をかき分けて
僕の予想そのままの刑事役になりきった加勢さんが出て来た。

撮影用のパトカーも到着し
目撃者役であろうウルトラベタにアロハを着た
マッシュルームカットに口ヒゲのサーフショップの
店員役の役者さんもスタンバイ。
いざ撮影….!!となった瞬間。
その荷は年にはあまり降らなかった雪が凄い勢いで降り始めた。
セーターが「お店の方と加勢さんは暖かい店内で待ってて下さい」
と言う。
元から店内にいた僕の横に加勢さんが来る。
いっつもボスと”踏み台"に使ってる椅子を加勢さんに差出し
「どうぞ」と言う。
物凄く低姿勢で、かつニコヤカに物凄い白い歯でお礼を言う
加勢さん。
白い歯の照り返しが眩しくて加勢さんが見えない位
嫌味な位歯が白かった。で同じ遺伝子構造と思えない位
男前だった。

一向に雪は止まず….店内で加勢さんと僕の2人ぼっちの
無言の時間だけが悪戯に過ぎて行った。
この場合僕が何か話かけるのが一般的だろうけど
女性アイドルでもないし、ぶっちゃけ【新】が出て来た
らへんとか聞きたかったけどNGワードぽいので
何もしゃべれなくて…そんな空気に耐え兼ねて加勢さんが
「君、演技でリアリティーは必要と思う?」
そう言う加勢さん。
「はぁ…まんまり嘘っぽいのは嫌ですね」
と当たり障りの無い僕の返答に加勢さんは何故かヒート。

「電車の車内でさトンネルがあるでしょ?」 加勢さん

「は、はい。ありますね」 僕

「トンネルでも携帯使ってしゃべってる刑事っておかしくない?(怒)」

「確かに圏外なりますね」 僕

この【圏外】ってワードが加勢さんのビンゴワードだったらしく

「そう!! 圏外と電波悪い時の演技する役者さんいないんだよ」 加勢さん

「君さ、僕の圏外の演技見てくれる?」そう言うと加勢さんは
僕に携帯の圏外演技を一方的に見せ始めた。

「どう? どう?」あっつい加勢さん

「あ、アンテナ振ったりしたりしたら…」と言う僕に

1億ドル以上エグい笑顔で親指を立てる加勢さん。
その親指パワーが天に伝わったのか…雪が小降りになって来た。
やっとギコい空気から開放されると思いホッとする。

店のドアが開き、手を擦りながら初老の男性が
「加勢ちゃん(撮影)再開するよ」と言う。

「ハイっ!!すぐに外に行きます」そう言う加勢さんに温かい目で
見つめる初老の男性。

その初老の男性はあの吹雪の中外にいてたんだろう….寒いのに
温かい言葉で年下の役者さんを呼びに来てくれる….

え~人や….。

て、その人、ベテラン刑事役の人…?

不破万作 やん。

彼を追いかけて店の外へ出て「寒くなかったですか?」そう聞く僕に

「現場が好きなの」とズルズルの頭に積もった白い雪を払いながら
そう言う彼に感動した。

撮影が終わり、スタッフと一緒に不破さんも
お店でトレーナー数枚と女性スタッフさんに
小物を買ってあげ、お会計時ピンピンの新券数枚と【御礼】と書かれた
封筒を「会社からの御礼ね。あの人から」とセーターを指差した。
「御礼なんて結構ですよ~」
そう言う僕に不破さんはにベテラン刑事の衣装のままのコートの
襟をすっと上げて軽く右手を上げて、再び降り始めた小雪の中に
消えて行った。

東映が去った後のお店のレジには定休日なのに撮影後にスタッフさん
が買い物してくれたので相当な売り上げと御礼の封筒の中には
まぁまぁな量の商品券が入ってた…。

加勢さんの笑顔も眩しいかった。

東映組の気さくさと切符の良さも日本のハリウッドの
底力を感じた。

でも何より

役者 不破万作 のド渋さにヤラれた。

その日以来コント番組でチンピラ役をしてる時も
映画で不器用な初老の男性の役をしてる時も
そしてベテラン刑事役してる時も

役者そして、お客さんとして
当店に訪れた不破万作だけは他人には思えない….。 


PS ここまで読んだ人いますか…?
  あんまりいない気がしますが….。もしブログ画面下の拍手の数が多ければ
  続編書きます(笑)まだまだネタはあります(笑)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

京都 スケートボード(スケボー)/サーフィンショップ

BOARD WALK SPORTS
KYOTO店

〒602-0845
京都市上京区河原町今出川下ル西入ル大宮町339-1
Tel: 075-256-7300
Fax: 075-256-7301
Mail: bws@e-mail.jp (コピペして@を半角にして下さい)
店長 荒川HOMORO雄介(アラカワ ユウスケ)
BLOGブックマーク&リンク【コチラ】でどうぞ。

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※無料サーフィンスクール スケボースクール
 どうぞお気軽にお問合せ下さいませ!!

※スケボースクールは京都市内なら
 貴方のスポットに僕本人がすぐに行きます(笑)






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